パリエットとカフェイン(コーヒー・紅茶)やタバコの関係

カフェイン・タバコはパリエットの効果に影響する?

 

カフェインやタバコはどちらも習慣性のある嗜好品ですが、パリエットを含むさまざまな医薬品との相性はどうなのでしょう。

 

ここからは、パリエットとカフェインが互いにどう影響をおよぼすのか、注意するべきことは何かを見てみましょう。

 

パリエットとカフェインは影響し合う?

 

パリエットの添付文書に「カフェイン」の文字はないので、同時摂取することで副作用などのリスクはないと考えられます。ただし、気になる情報が海外で報告されています。それは、パリエット(ランソプラゾール)とカフェインを同時に摂ることで以下の症状が出たという内容です。

 

  1. 食欲不振
  2. 倦怠感
  3. 痛み
  4. 便秘
  5. 下痢
  6. めまい
URL:Lansoprazole and Caffeine drug interactions - from FDA reports

 

これは、パリエットとカフェインを同時摂取した人の症状であって、同時摂取の影響と断定しているわけではありません。とはいえ、あまり良い組み合わせではないと考えられるため、避けたほうが安心です。パリエットを服用するなら、カフェインを多く含んだコーヒーやお茶などは控えるようにしましょう。

 

カフェインで治療が長引くこともある?

 

逆流性食道炎や胃潰瘍などの治療のために、パリエットを服用している人は多いでしょう。ということは、胃酸の分泌を抑える必要があるということです。

 

しかし、カフェインは真逆の作用をします。胃酸を分泌させる強い作用を持っているのです。逆流性食道炎や胃潰瘍を患っているなら、カフェインを摂取しないよう指示する医師もいるでしょう。たとえパリエットを服用していなくても、カフェインは摂らないことが大切です。

 

パリエット服用中にタバコは吸っていい?

 

パリエットとタバコの組み合わせが自体が、直接体に悪い影響を与えることはありません。その点はカフェインと同じです。

 

問題はタバコに含まれるニコチンや一酸化炭素などにあります。これらの有害物質は、血液中の酸素運搬能力を弱めたり、末梢血管を収縮させる作用があるため、結果的に胃粘膜の修復機能を弱めることにもなるのです。

 

逆流性食道炎や胃潰瘍などの治療は、医薬品の力も必要ですが、もともと体にそなわった自然治癒力も重要なのです。つまり、胃粘膜の修復機能を弱めることは治療にマイナスでしかないのです。習慣となったタバコをやめるのはむずかしいことですが、治療に専念するためにはタバコはできるだけ吸わないよう心掛けてください。